小腹が空いた時や休憩中のおやつとして、気軽に食べられているスナック菓子。
スーパーやコンビニにもさまざまな製品が並んでいますが、売れ筋のスナック菓子7製品を分析したところ、
「味派」58%、「食感派」42%
の2タイプの製品に分類されることがわかりました。
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分析概要
ポジショニング分析レポート<スナック菓子編>では、スーパー・コンビニ等で売れ筋のスナック菓子7製品について、ユーザーアンケート調査を実施し、各製品の特長を一目で比較できるポジショニングマップを作成しています。
- 調査時期:2023年12月
- 調査人数:スクリーニング調査 7,000名、本調査 700名
- 調査方法:インターネット調査
- 対象製品(7種類)
- エアリアル 濃厚チェダーチーズ味
- 堅あげポテト うすしお味
- かっぱえびせん
- カルビー ポテトチップス うすしお味
- 湖池屋 ポテトチップス のり塩
- じゃがりこ サラダ
- チップスター S うすしお

スナック菓子のポジショニングマップ例
調査の結果、「味の特長」と「食感」が、スナック菓子の魅力点として挙げられる2大要素であることが、明らかになりました。レポートではさらに詳しく、「味の特長」と「食感」それぞれについて集まった評価を集計し、その割合をポジショニングマップにプロットしています。

このポジショニングマップでは、横軸で「食感」と「味の特長」の評価割合を比較しています。
右に行くほど「味」の評価が優位になり、左に行くほど「食感」の評価が優位になります。
この結果、分析対象のスナック菓子7製品は、「味派」「食感派」の2つのグループに分かれることがわかりました。
- 食感派(3製品)
- 堅あげポテト:噛みごたえのある堅め食感が人気
- 他2製品も“カリカリ”や“サクサク”など食感重視の評価が多数
- 味派(4製品)
- 湖池屋ポテトチップス:のり塩味や塩加減の良さが高評価
- 他3製品も”ほどよい塩味”や”飽きのこない味”などで支持される傾向
また、食感派の3製品と味派の4製品のユーザー数から比率を算出すると、「味派」58%、「食感派」42%と、味派がやや優勢という結果でした。
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分析結果の活用ヒント
ポジショニングマップから見えてきた「味派」「食感派」の分類結果は、消費者視点・事業者視点の双方で活用することができます。
- 消費者視点
- 気分で選ぶ:サクサク/カリカリ食感を楽しみたい時は「食感派」の製品を、濃厚な味を楽しみたい時は「味派」の製品を選択
- 買い物時間の削減:「お買い物ガイド」として利用し、棚の前で迷う時間を短縮 など
- 事業者(メーカー・販売店など)視点
- 競合が少ないポジションを狙う製品開発への活用
- キャッチコピーや販促施策の方向性を決める材料として活用 など
本記事ではスナック菓子7製品のポジショニング結果の一部を紹介しました。
完全版では、上記以外にもさまざまなポジショニングマップや、各製品の分析・調査結果データを掲載しています。
製品開発や販促施策を検討する際などの参考として、ぜひご活用ください。
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(注)記事内容を引用する場合は、出典(“日本ポジショニング・マップ研究所調べ”やURLなど)を記載いただきますようお願い申し上げます。

