本記事では、2023年11月に公開した「せんべい(米菓)のポジショニング分析レポート」より、分析結果のダイジェストをご紹介します。
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日本の伝統的なお菓子として長らく愛されてきた「せんべい(米菓)」。スーパーやコンビニなどにもさまざまなせんべい(米菓)製品が並んでいますが、それぞれどのような違いがあるのでしょうか?
ポジショニング分析レポートでは、分析対象とするせんべい製品の特長を分析するために、20〜70代の男女7,000名から対象製品の購入経験者合計700名を抽出し、製品の使用状況などについてのアンケートに回答してもらいました。
解説記事の第2回では、せんべい(米菓)の魅力点TOP5を紹介してきましたが、今回はせんべいの魅力点のうち、消費の際に感じられているメリット(ベネフィット)に関する要素の上位3項目「美味しい」「食べ応えがある」「価格の手頃感」について、製品別の順位を紹介したいと思います。
解説記事 第2回はこちら↓
最も「美味しい」というコメントが多かったせんべいは?
せんべいを消費する際に感じられるメリット的な要素(レポートでは“ベネフィット等”と表示)として最も多く挙げられたのが「美味しい」です。このスコアが最も高かったのは「ハッピーターン」。約6割のユーザーが「美味しい」とコメントしています。理由としては、「ハッピーパウダーが美味しい」「パウダーの味が美味しい」などが多く挙げられており、パウダー部分が特に美味しいと感じられているようです。
最も「食べ応えがある」のは?
「食べ応えがある」は「美味しい」の次に多いせんべいのメリット的要素で、“食べ応えがある”の他に“満足感がある”や“食べ飽きない”なども含みます。こちらは大激戦の項目で、1〜3位までほぼ同じスコアでした。ちなみに「歌舞伎揚」は「味」に対して“食べ飽きない”と感じている人が多く、「黒豆せんべい」は「食感」から“食べ応え”を感じている人が多くみられます。
最も「価格の手頃感」があるのは?
「価格の手頃感」は“価格の手頃さ”のほかに“安い” “リーズナブル” “コスパが良い”なども含みます。こちらも「食べ応え」と同じくらい激戦項目で、1〜3位は僅差です。「ばかうけ」と「雪の宿」は文字通り“価格が手頃”というコメントが多く、3位のハッピーターンは“手頃”よりも“安い”の方が多くみられました。
以上が、せんべい(米菓)の特長ランキングについてのダイジェスト解説です。もし、スーパーのせんべい(米菓)コーナーで何を買うか迷ったら、とにかく美味しいせんべいを食べたければ「ハッピーターン」、食べ応えが欲しければ「歌舞伎揚」か「黒豆せんべい」、そして手頃な価格のものが欲しければ「ばかうけ」を手に取ってみるなどしてはいかがでしょうか?
いかがでしたでしょうか。レポート本誌では、上記以外にもさまざまな視点で作成したポジショニングマップを紹介しています。また、各製品の特長まとめや調査結果のデータなども掲載していますので、より詳細を知りたい方は、ぜひレポートを購入いただき、ご活用ください。
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