入浴剤のポジショニング分析 第1回: 分析概要

日用品
     

お風呂でのリラックスや疲労回復に入浴剤は欠かせない!という方も多いのではないでしょうか。ドラッグストアや雑貨ショップなどにはさまざまな製品が並んでいますが、

「何がどう違うのかをパッとひと目で比較できないだろうか?」

そのような疑問から、ポジショニングマップを使った分析を行ってみました。なお、分析にあたってはアンケート調査を実施し、ユーザー視点かつ定量的に行うようにしています。

これから数回に分かれますが、主な入浴剤の特長比較とポジショニングマップの例を、調査データを交えて解説していきたいと思います。

入浴剤のポジショニング分析:記事一覧

第1回:分析概要 ☜今回
第2回:ユーザーが重視している機能・効果
第3回:ポジショニングマップ例(1)と表示項目の説明
第4回:入浴剤のポジショングループについて
第5回:ポジショニングマップ例(2)と考察

※ 出典:「ポジショニング分析レポート<入浴剤編>」2022年11月調べ

第1回は「分析概要」です。本論に入る前に分析の前提事項をまとめたものになります。ざっくり目を通しておくと、第2回以降が理解しやすくなると思いますので、ぜひご覧ください。


1. 対象製品 

分析対象はドラッグストアなどでよく見かける入浴剤7種類です。POSデータと自社アンケート調査により、ユーザー数の多い製品を選びました。なお、比較しやすくするために、子ども向けの入浴剤(「エンジョイ(玩具入り)」)は対象から除いています。)

製品名(50音順)

  1. いい湯旅立ち にごり湯の宿
  2. 温泡 ONPO こだわりゆず 炭酸湯
  3. きき湯 マグネシウム炭酸湯
  4. クナイプ グーテナハト バスソルト ホップ&バレリアンの香り
  5. バブ 至福の柑橘めぐり浴
  6. バブ ナイトアロマ
  7. バブ ゆずの香り    

なお、上記の製品名は以降、次の略称で記載いたします。
「いい湯旅立ち」「温泡ゆず」「きき湯Mg」「クナイプH&B」「バブ至福柑橘」「バブナイト」「バブ_ゆず」

製品名は調査時点(2022年11月)のものです。
参考資料:日本浴用剤工業会「入浴剤の成分と種類」、インテージ 知る Gallery「変わる入浴剤市場 〜使用者が増えている”タイプ”とは?」(2020年9月17日公開) 、ウレコン「入浴剤」市場シェアのランキング(全国、集計期間:2022年08月01日〜2022年10月31日)

2. ポジショニング分析のフロー

ポジショニング分析を行うにあたっては、事前にユーザーアンケート調査を行って情報を収集しました。調査は主に自由記述ベースで行い、集めた回答テキストを独自の仕分けルールで分類・集計してデ ータベース化し、データに基づいてポジショニングマップの軸や商品の配置を決めていきます。

ポジショニングマップ案は複数種類(100種類近くになることもあります)作成します。最終的にはそれらを目視で比較・確認しながら、「見やすさ」「わかりやすさ」を基準に絞り込み、レポートにまとめます。


ポジショニング分析のフロー

3. アンケート調査概要

調査対象は「過去1年に対象製品を購入したことのある人」です。主に製品の魅力や使用状況について尋ねています。

[調査対象] スクリーニング調査: 20〜70代男女 7,000名、首都圏居住
       本調査:入浴剤7製品の購入経験者 合計676名
[調査方法] インターネット調査
[調査時期] 2022年 11月
[調査項目] 購入した入浴剤についての好意・魅力点、使用状況など

4. 注意点

分析内容については、下記の注意点をご参照ください。

  • 掲載しているポジショニングマップはあくまでも例であり、“正解”や不変の“事実”を示しているものではありません。
  • 作業の効率上、アンケート調査では必要最小限のデータのみ収集するようにしています。そのため、調査結果は統計的優位差を示すものではなく、傾向を知るための参考値であることをご了承ください。
  • ポジショニングマップには、“現状”を表すマップ(「パーセプションマップ」とも呼ばれます)と“将来”の戦略方向性を示すマップの2種類ありますが、当レポートでは前者の“現状”を表すものを掲載しています。将来の戦略方向性については、“現状”のマップを参考にしながら、ぜひ各々で議論なさってください。

「第1回:分析概要」は以上です。次回の第2回では、アンケート調査結果のダイジェストとして、「ユーザーが重視している機能・効果」についてまとめたいと思います。

記事内容を引用する場合は、出典(“日本ポジショニング・マップ研究所調べ”やURLなど)を記載いただきますようお願い申し上げます。


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